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映画『平場の月』
11月14日(金)公開
「お前、あのとき何考えてたの?」 「夢みたいなことだよ。夢みたいなことをね、ちょっと」
はじまりは、中学の初恋―リアルで切ない珠玉のラブストーリー 『花束みたいな恋をした』土井裕泰監督 最新作
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「これまでにない大人の恋愛小説」がついに実写映画化 堺雅人、8年ぶりの映画主演!共演は井川遥
INTRODUCTION
朝倉かすみによる「平場の月」(光文社文庫)は、男女の心の機微を繊細に描いた珠玉の物語。映像化権をめぐり30社以上からのオファーがあった本作が、満を持して実写映画化となります。
主人公・青砥健将に、堺雅人。
近年、強烈なキャラクターを演じることが多かった堺が、
本作では一転、等身大の実年男性を演じます。
その青砥が中学生時代に想いを寄せていた須藤葉子に、井川遥。
芯の強さと、儚さを併せ持つ女性を演じました。
『ハナミズキ』(2010年)『花束みたいな恋をした』(2021年)など、恋愛ドラマの名手・
土井裕泰が監督を務め、15歳の瑞々しい初恋と大人の切ない恋愛を描き出します。
STORY
妻と別れ、地元に戻って印刷会社に再就職し、平穏に日々を生活する、青砥健将。
青砥が中学生時代に想いを寄せていた須藤葉子は、
夫と死別し地元に戻ってきた。
再び出逢った二人は、少しずつ、
離れていた時を埋めていく―― 。
ある日、アパートの部屋から月を眺めていた須藤。
「お前、あのとき何考えてたの?」
青砥にそう問われ、
「夢みたいなことだよ。
夢みたいなことをね、ちょっと」
そう答えた須藤。
再び、自然に惹かれ合うようになった二人。
やがて未来のことも話すようになるのだが・・・。
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井川遥(須藤葉子)
須藤は青砥と再会したことによって、そこから慎ましやかだけれども気持ちが少しずつ膨らんでいく。この2人を応援したくなりました。私自身、この年齢になったからこそわかる気持ちが原作の中に溢れていて、温かさや切なさも同時にあるこの本を愛おしく感じました。
今回、私が演じる須藤は自分の弱さを見せまい、寄り掛かることをよしとしない覚悟を持って生きている人です。須藤の芯の強さ、意地らしさ、今ささやかな幸せを噛みしめている感じ、それら彼女の持っているものを大切に演じたいと思いました。堺さんは懐が深く、温かくて包み込んでくれるような方です。年齢を重ねてまたご一緒できること楽しみにしていました。土井監督とは今回2作目になりますが、大変嬉しく思っています。その役の持っているもの、滲み出てくるものなど丁寧に教えてくださるので、監督についていきたいと思います。
今回、私が演じる須藤は自分の弱さを見せまい、寄り掛かることをよしとしない覚悟を持って生きている人です。須藤の芯の強さ、意地らしさ、今ささやかな幸せを噛みしめている感じ、それら彼女の持っているものを大切に演じたいと思いました。堺さんは懐が深く、温かくて包み込んでくれるような方です。年齢を重ねてまたご一緒できること楽しみにしていました。土井監督とは今回2作目になりますが、大変嬉しく思っています。その役の持っているもの、滲み出てくるものなど丁寧に教えてくださるので、監督についていきたいと思います。
原作者:朝倉かすみ

もちろん映像化というものへの関心はありました。それは著作が異なるメディアで展開されるのを観てみたい、という圧倒的なミーハー魂と、わたしがひとりで書いたものを、わたしではない人たちがチームを組んで表現したらどんなふうになるのだろう、という純然たる好奇心の混ざり合ったものでした。
ミーハー魂は、「ピッタリ!」のキャストやスタッフを妄想させ、好奇心は、わたしが紙やモニタなどの平面に文字で描いたシーンが立体となったときの驚きや喜びを想像させました。シーンといっても具体的なものではなく、わたしが書くときに大事にしている三つ(ディティールと、実感と、イノセンス)が感じられるかどうかがポイントでした。
そんな我儘すぎるあれこれが、どんどん「ほんとう」に—それはもう思った以上に「ほんとう」に—なっていく不思議を、今、味わっている最中です。
僕が演じる青砥は井川さん演じる須藤あっての青砥だと思っています。撮影が始まり、役としての井川さんと出会って、須藤の横にずっといたいなという気持ちが強くなりました。また、土井監督は大学の演劇研究会の先輩にあたり、ずっとご一緒したかったので、今回念願叶ってとなります。土井監督は物腰が柔らかく、丁寧に説明してくださり、役者が伸び伸びと動けるようにしてくださる印象です。これから撮影が続きますので、監督のおっしゃった通りに動きたいと思っています。